デンマークの渡り鳥ラインで鉄道ファン興奮

 

2014年8月10日

デンマークのコペンハーゲンからドイツのハンブルクへ渡った。

ドイツが誇る新幹線ICEで!

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渡り鳥ラインとは

 渡り鳥ラインとは、中央からから北欧への鳥の移動とルートが似ていることから付けられた路線の愛称である。(JRの京都線、環状線みたいな)

 しかもこの路線海で隔てられた島をてんてんと繋いでデンマークとドイツを結んでいる。この海、橋で渡るのなら何にもめずらしくない。

 何と新幹線をフェリーに積んで渡るのだ!!!!!!

 アツすぎるぜ!瀬戸大橋(車道の下に線路がある2階建て橋)なんて目じゃないぜ!と本で知って驚愕した。胸が高まった。

 

 「これに乗るためにコペンハーゲン行こう!」

とヨーロッパ旅のルートに組み込んだ。

 

この本で知りました。

ドイツ新幹線ICE

 早速渡り鳥ラインに乗るべく、コペンハーゲン中央駅へ。ドイツの新幹線ICEはここデンマークにも乗り入れている。冒頭の写真はこの駅で撮ったものだ。

 朝から30分近く駅のきっぷ売り場(日本で言うみどりの窓口)に並んで窓側席指定券を確保。

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 ICEのテーブルにipad miniを載せたところ。2等車とはいえ、かなりしっかりとシートだ。シートピッチも日本人には広々と感じる。(僕は足が長めの173cmの長さだ。)

 ICEはぐんぐんスピードを上げてすぐに市街地を飛び出して、畑が延々と続く大地を走り続ける。ときどき橋が現れて、その度に「いよいよフェリーに突っ込むか?」と心を踊らせた。

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 なかなか船旅には突入しないので、車内探検とばかりにバー車両を目指す。

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 バー車両でコーヒー(2€ぐらいだったはず。)をいただく。ドイツ国鉄のマーク、DBが入った紙コップのデザインがかっこいい。このデザインで陶器のカップがあれば迷うこと無く買う。(どなたか商品情報あれば教えて下さい!)

 コーヒーを飲みながら、ipadに入れておいたドイツの歴史に関する本を読む。このバー車両には、しっかりと寛げるソファ席もおいてある。指定席を取らなくともここで十分に過ごすこともできる。

 そうしているうちにフェリー乗り場にきた。

船旅

 デンマーク側の最後の駅を出てすぐにフェリー乗り場に着いて、列車は速度をおとした。すぐに自分の席へ戻り、窓にかじりつく。

 「いよいよか。」と心拍が上がる自分とは裏腹にICEは何事も内容にスーーっとフェリーに収まってしまった。

 そこで「車両を降りてデッキに上がり、時間が来たら車両に戻るように」という趣旨のアナウンスがあった。自分はドイツ語は全くわからず、英語のリスニング力も劇的に低いがなんとなくそういったことが分かる放送だった。

 アナウンス通りに車両を出ると・・・

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おおおおおおおおおおおお!!!!!!!

船の中!!!車と並んでる!!!!

 何事もないようにデッキへ上がっていく欧米人と、興奮のあまりiPhoneのシャッター音をカシャカシャ鳴らしまくる日本人の僕。

 新幹線が入るだけあってかなりでかいフェリー。デッキにはレストラン、免税店、カジノ?ゲーム?コーナーとかなり遊べるようになっている。タバコ、酒、化粧品なども置いてある免税店で地元民はたくさん買い物をするようだった。

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 船内で犬同士の喧嘩も起きていてビビった。

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 さらに外に出れるようにもなっていたので潮風を浴びようと出たのだが。。。

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 この日は風がとても強く、この人達が座っているイスも飛んでくる有り様。怖くてすぐに船内に戻った。

 コペンハーゲンのスーパー・イヤマ(irma)で買ったお菓子を食べて40分ほど経つと列車に戻る合図のブザーがなり、客が一斉に動く。言葉に自信がない人もとりあえずブザーがなったら動こう。ここで動かないと問答無用でICEに置いて行かれる。

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ハンブルク

 列車に戻るとすぐに動き出し、ドイツに上陸した。フェリーを出てすぐに泊まった駅の周りにはサッカーW杯の優勝を祝うペイントを施したトラックも見えた。景色はデンマークと変わらないように見えるが、サッカーに浮かれる様子からドイツを感じ取れた。

 コペンハーゲン中央駅を出て4時間半でハンブルク中央駅に着いた。(ちなみにこの距離340キロは日本で言うと東京から仙台の距離ぐらい。東北新幹線で2時間もかからない。はやぶさはええ!!)

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 いかにもヨーロッパの駅といった感じ。

 

 その後ハンブルクではミニチュアワンダーランドに行ったものの、人が並びすぎて入れず。ピザを食べてまたICEに乗ってベルリンへ向かった。

 

 

 

ヨーロッパの鉄道旅行で参考にした本を紹介

 

ルートを考えるにあたって必要なのは時刻表!

 

沿線のおしゃれなお店も載っている。

最高の旅行記。