新千歳全便欠航時に本州に戻る方法

2022年2月末の記録的大雪によって新千歳空港の飛行機は全便欠航。
そんな中、新千歳空港から本州へ移動した記録。
新千歳空港の飛行機欠航で困っている人に向けた記録。

北海道〜本州間の交通はフェリーもある

北海道から本州方面へは飛行機、新幹線だけでなくフェリーもあります。
北海道の出発地は主に小樽と苫小牧。
本州の到着地は青森、秋田、宮城、新潟、茨城、愛知、福井、京都と選択肢が実はたくさん。
大雪で飛行機が結構した時は、宮城や茨城など太平洋方面に抜けるとそこから他の交通機関に乗り換えやすい。

http://www.jlc-ferry.jp/kouro.html より引用

鉄道、飛行機は積雪のために運行停止がありますが、フェリーは積雪ぐらいでは止まりません。
2022年2月末の記録的大雪のときでさえ、フェリーは定時運行をしていました。

「新千歳の飛行機が飛ばなくて本州に戻れない。」そんなときはフェリーに切り替えましょう。

【実録】新千歳空港から仙台へ

私が2022年2月23日に本州に向かう用事があり、新千歳空港発着全便欠航の憂き目にあったため、フェリーを利用しました。

新千歳空港から苫小牧港へ

新千歳空港には航空便運行の復旧を待つ人たち、札幌方面への交通機関復旧を待つ人たちで溢れる状況。
感染症防止のために密を避けましょう、なんて言ってられないぐらい人で溢れていました。

青線のあたりの地域の交通が壊滅状況でした。

この時、新千歳空港以北の地域が積雪のために軒並み機能停止をしていましたが、空港以南の地域は割とまともに機能していました。
空港から南側にある苫小牧市に向かう道南バスも通常運行していたので、フェリー乗り場までの移動は問題なし。飛行機を諦めてフェリーに切り替える人も数組同じバスに乗っていました。

道南バスをJR苫小牧駅で降りて、タクシーに乗り換え。
苫小牧駅から港まではすぐの距離なので、タクシー料金も1000円ぐらいでした。

苫小牧でフェリーに乗って仙台へ

苫小牧から仙台まで太平洋フェリーで移動します。仙台からは新幹線にも、飛行機にも接続できるのでそこから先の移動もしやすいです。

ただし、仙台行きのフェリーは1日1便なので、港の到着時刻によっては青森・八戸行きフェリーの利用になっていたかもしれません。

仙台までの料金

1等個室で1人17,900円。
が、当日の窓口で買える正規の運賃なのですが、「朝食バイキング付きのプラン方が安いですよ。」と窓口の係員の案内で、

1等個室朝食付きで1人17,200円。
とよく分からない割引がついていました。

フェリーのサービス

フェリーのサービスは最高でした。
新千歳空港で飛行機を待っていたら野宿になっていたかと思うと、恐ろしさすら感じます。

布団に寝転んでテレビを見ながらダラダラするの最高でした。

太平洋フェリーは
・海の展望付き大浴場
・コインランドリー
・みやげ売り場
・軽食スタンド
・レストラン
が付いているので、リラックスしながら移動もできて一石二鳥です。

仙台港下船後

フェリーターミナルからJR仙台駅行きの路線バスが出ています。
今回はJR仙台駅を経由して仙台空港に向かいました。

港から空港までは1時間ちょっと。
ちなみに仙台駅行きバスですが、途中で降りてJRに乗り継いだ方か早かったです。

仙台空港は東京、名古屋、大阪、福岡その他いろんな都市へ飛行機が出ています。
牛タン定食を楽しんでから目的に向かいました。

北海道への往来にはフェリーも選択肢に入れて

以上のように、飛行機の代わりにフェリーで移動しました。
緊急時はもちろん、そうでない時もぜひフェリーでダラダラしながら移動することもぜひ選択肢に入れてみてください。

高速化が進む現代、あえてゆっくり移動するのも楽しいものです。
今回は飛行機欠航のストレスを、波の揺れが解消してくれました。