北海道の東の端っこ、ノサップ岬まで行ってきました。
行程さんで作成
釧路から普通列車で2時間半
釧路駅から、この1両編成の根室行き普通列車に乗ります。
平日の朝ですが座席は全部埋まっていました。9割が根室・ノサップ岬を目指していると見える観光客、1割が通勤通学などの地元の人、という割合。
釧路の住宅地を抜けると、山、湿地、海と自然が延々と続いていきます。ときどき野生のエゾシカが線路に現れて列車が緊急停止することもあります。
釧路から2時間半、終着駅の1つ手前の東根室駅。看板にもあるように日本最東端の駅です。でも無人駅で、この日は人がほとんど降りませんでした。
東根室駅をすぎて西にカーブした先に終着駅の根室駅があります。有人駅では日本最東端です。ここでレールが終わっています。釧路駅から乗ってきた人のほとんどがここで降りていました。
根室駅から路線バスにゆられて
路線バスはチケットを安く買える
根室駅の目の前に「根室交通予約センター」があります。バスのチケット売り場・待合室・トイレ・お土産売り場とマルチ機能を備えた最強の施設です。
ここでノサップ岬までのバスチケットを買います。自販機で片道・往復・4枚つづり回数券を買うことができます。ここでは片道より往復が安くなっています。さらに往復より回数券のほうがも〜っと安いです。夫婦だったので回数券を3670円で買いました。元の値段は片道1070円なので夫婦での往復で610円のオトクになりました。
バスから見えるのは海とコンブ
釧路からJRに乗ってきた人たちがそのままバスに流れ込みます。終着のノサップ岬までに乗り降りした人は地元のおばあちゃん1人だけ。どうやらこの路線は観光客で成り立っているのか!?
窓から街の様子を見ていると、昆布を伸ばして地面に置いて乾かす作業をしている様子がいたるところで見れました。昆布で成り立つ街なのかな。*1
バス内には北海道らしい広告がありました。昨年の北海道日本ハムファイターズ日本一に貢献したレアード選手の決めポーズ”スシ”にかけたもの。
納沙布(ノサップ)岬
根室駅から40分で終着のノサップ岬に到着。釧路からJRで来た人はもちろんみんなここで降りる。
天気が特別良いわけではなかったけど、北方領土の島が見えました。にしても寒い。この日は気温が20℃を切っていました。
こんなどでかいモニュメントがあり、その周りをかもめが大量に翔んでいます。ピャアピャアと騒がしいカモメ。
岬にあるお土産屋兼食事処で花咲ガニの鉄砲汁を頼みました。岬の冷たい風に冷やされた身体に染みます。味噌とカニの出汁でとてもおいしいです。
鉄砲汁のおいしいお店はここ!!お土産に昆布も買いました。
バスで到着して50分後に根室行きのバスが出ます。これを逃すとここで2時間以上待たないといけなくなるので、時計をしっかり確認しながら岬を楽しみました。
根室駅から札幌へ
根室駅から釧路までは来たときと同じ普通列車に乗ります。日本の端っこの駅であるここから九州までレールが繋がっていると思うと感慨深いですね。
釧路までの車窓では、何頭かのエゾシカを見ました。人間の生活を警戒しているのか、列車をじっと見つめていました。
釧路での乗り換えは20分
釧路駅に着いたら急いでホテルの荷物を取りに行きます。その間、妻には駅弁を買って、自由席車両の列に並んでもらいました。ホテルは駅から3分の位置なので余裕で間に合いました。
初日と同じスーパーおおぞらに乗ります。札幌までは4時間!!新幹線だったら大阪から鹿児島まで行ってしまいますね。
#ekiben #japan #railway #hokkaido #kushiro #駅弁 #釧路
駅弁を食べ、ハンターハンターを読み、車窓にエゾシカを探し、iPadで映画を見て、寝て、と車内でいろいろとできました。
まとめ
釧路から根室・ノサップ岬までJRとバスで片道3時間半!!
札幌から根室・ノサップ岬はJRとバスで片道7時間半!!
端っこは遠かった!!!
*1:昆布の漁獲量で北海道は国内1位、北海道の中でも根室市は2位http://www.fishexp.hro.or.jp/marinedb/internetdb/fishdb/rfish_shityou.asp