ロンドンではパブで夕食を楽しみました。
なんとなく、「パブって酔っ払いがいて、サッカーを見ながら騒いでいるんだろうな。」と敷居が高いように感じていたのですが、行ってみると落ち着いて食事ができる場所でした。
「パブってどんなん?」と思っている、ロンドンに慣れていない方にパブをオススメする記事です。
パブとは
「イギリスといえばパブ」と言われる、イギリスの食文化です。
元は「パブリックハウス」と呼ばれる宿泊、食事ができる施設で中世(1600年頃)の時代からあるようです。
現在では宿泊できるところはほとんどなく、食事を楽しむ場所になっています。
ロンドン在住の知人によると「ロンドンでは遊ぶ場所がないから、みんな夕方ぐらいにパブに集まって友達とお喋りをするのが楽しみになっているよ。」とのこと。
今回行ったThe Bull&Lastの場所
ロンドン初心者でパブという場所に敷居の高さを感じていた僕が行くことになったのは、先に書いたロンドン在住の知人に連れて行ってもらったからです。
場所はピカデリーサーカスから北に向かって地下鉄とバスを乗り継いで30分のところで、ハムステッド・ヒースという大きな公園の側です。
ピカデリーサーカスでミュージカル「オペラ座の怪人」の昼公演を観た後に来たのですがまだ太陽は高く、安心して来ることができました。
公園と住宅しかないような街で、危ない雰囲気も全く無い場所です。ロンドン初心者に優しいです。
店内の様子
僕が想像していたパブは「薄暗い中でタバコの煙がモクモクしている」場所でしたが、このお店は違っていました。
窓が多く、18時でも日光が差し込んでとても明るかったです。しかも、イギリスって屋内喫煙は厳禁なんですね。誰もタバコを吸ってないので健全な雰囲気です。
知人によるとサッカーワールドカップのイングランド戦の日はTV観戦をしていて熱気がすごかったようです。
僕が行った8月はサッカーオフシーズンだったためか、TVもオフになっていてお客さんはワイワイおしゃべりを楽しんでいます。
このお店はテラス席も人気でした。イギリスの人も夏の日光を楽しむのが好きなようです。
注文したもの
- フィッシュアンドチップス
- きのこのクリームパスタ
- 生ハムとサラダのプレート
- りんごのビール
をいただきました。
3人ではこれだけでも十分でした。ただ、1万円ぐらいと結構値は張ります。
フィッシュアンドチップスはシェアするのがちょうどよい大きさです。
衣のサクサク具合、魚のジューシーさがとてもおいしいです。
きのこのクリームパスタは日本人が想定できる通りの味で悪くないです。
サラダのプレートもおいしかったです。お肉のパテもついてあり、パテをパンにのせて食べたのがおいしかったです。
りんごのビールはオススメです。りんごの香り、甘さがあってビールが苦手な妻でも「おいしい」と飲んでいました
「イギリス料理はまずい」は嘘だと思います
「イギリスで食べる料理はまずい」とよく聞くのですが、それは嘘だと思っています。
このようにしっかりしたお店に入ると、しっかりと作り込まれたものを出していただけるので、味のレベルが高かったです。
このパブで食べた料理はヨーロッパの他の国では食べたことがないような味付けの深さを感じることができました。スパイスやハーブの類の差だと思います。
雰囲気もよく、料理がおいしく、飲みやすいビールを出してくれるお店ですので、ロンドン初心者の方でも安心できるオススメスポットです。